2015年2月17日火曜日

子犬の社会化 2



社会化には
犬との暮らしを快適なものにし
望ましくない行動を未然に防ぎ
新しい局面にも柔軟な対応力を
身につける
 というメリットがあります




ではどのように行うのか

たとえばほかの犬と遊ばせる
機会を与える
この場合は同じような月齢の子犬や
 落ち着いた遊びの上手な
成犬をおすすめします




子犬は遊びの中からさまざまなことを
学びます

噛む力の抑制
ボディランゲージ
犬同士の絆の形成

けして怖がる子犬を無理にほかの犬に
近づけたりしないことです
驚いたり恐怖を感じれば
不快なものとして学習してしまいます




人(子ども 成人 男性 女性 メガネをかけ
た人 髭を生やした人 制服を着た人など)

さまざまな環境(人ごみ 工事現場
 踏み切り 車の往来の激しい道路など)

これらの刺激に対しても 無理強いしたり
恐怖を感じる状況では良い経験 
社会化にはなりません

犬自身が良い刺激と感じられるよう
じゅうぶんな観察 注意が必要となります




 社会化は何かの行動を教えること
ではなく 良い印象を持つように
少しづつ刺激に触れさせること
が大切です




社会化が成功しなければ
恐怖を感じる対象が多くなります

吠える 咬むといった問題行動が起こる
可能性は高くなってしまします

そればかりかその度にストレスを
感じてしまい病気になってしまう
可能性もあります




ではいつまで行うのか

経験させた物事をしっかり定着させ
落ち着いた心を育てるには
1歳過ぎまで継続して行う必要性
があります
個体によってはそれ以上かも知れません

もしあなたのワンちゃんがお困りなら
出来るだけ早く専門家に
相談することをおすすめします



2015年2月14日土曜日

子犬の社会化 1




社会化期とは犬が人間社会の中で 
より快適に暮らせるよう
さまざまことを経験し 学習する
 とても大切な時期のことです




子犬は生後目が見え 耳が聞こえるように
なる頃から周囲を認識することが
できるようになります

生後3週目くらいから親犬や 同胎の子犬
と関わりを持つようになり
この頃から社会化期が始まります

この頃の子犬は好奇心旺盛で
何にでも興味を示し
 環境にも柔軟に適応することができる
と言われています




「社会化を行うのは生後1ヶ月から
3ヶ月が適正な時期」
というのは犬の脳の発達と関係して
いるそうです

生後1ヶ月ほどの子犬は恐怖を感じる
脳が未発達の状態で 好奇心が強く
周りにあるものすべてに
興味を持ちます




やがて12〜14週(3ヶ月)を過ぎる頃に
なると脳が成犬とほぼ同じ状態に発達し
 新しい刺激に対して
脳が警戒しなさいと指令を出し
 恐怖心を示すようになります
 こうして社会化期の終わりを迎えます


ですのでこの期間をどう過ごすかが
犬の生涯で最も大切な重要な
時期となります




残念ながら多くの子犬はこの時期 
親 兄弟から離され
ショップのウインドゥの中で
ほかの動物や人に触れる経験
をしないで育ちます

この社会化に適した大切な時期を
逃すことが その後の生活において
恐怖心や 攻撃性を伴う
人間社会で暮らす中でのさまざまな
問題行動への危険性を増大させる
可能性に繋がります


ですので子犬を迎えたら出来るだけ早く
社会化を始める必要があります